今週は撮影が続いて、その納品がGW前という感じで、ちょっと忙しくしていました。
Phase One IQ280 Mamiya 645DF 80mm/2.8 昨日、銀一さんから電話がありました。
「お預かりしていたPhase Oneが売れました。」
そう、去年、Phase OneのIQ3-100MPを買ったので、それまで使っていた8000万画素のIQ280を売りに出していたんです。カメラは最新のXFのボディを付けて、デジタルバックとセットで190万円という値札で売っていたんですが、半年以上、まったく商談もなく、これは売れないな、と思って、今年の3月に100万円にまで一気に下げて売っていました。
8000万画素のデジタルバックとXFのボディのセットで100万はかなり安いと思います。カメラの方はそれほど使っていませんでしたし。バック部分はショット数が78,000ショットと、かなり行っていたので、気にする人は気になるかなと思ってました。
それよりも何よりも、フジのGFX100Sが80万前後で新品で買えるようになってしまい、価格競争力としては、いくらPhase Oneとはいえ、倍の価格で、しかも、中古で、、、これでは売れないと判断しました。
中判デジタルの場合、新品価格は猛烈に高いのですが、中古市場がほぼ無いので、売りに出すと本当に安い値段でしか売れません。
この点がライカなどの高級カメラとは全く違う点。
これをなんとかしないと、中判デジタルの市場は今後も尻すぼみになると予想しています。
IQ280を買ったのは2014年の3月でした。
買った当初はうれしくて、外にも持ち出したものです。最初の写真は横浜港で撮ったもの。
僕の主戦場である広告写真ではもっとも活躍してくれたカメラでした。
下の写真は上の写真を100%拡大表示したのがこれ。素晴らしい解像感でした。
CCDモデルの8000万画素のデジタルバックは独特の解像感があって、たとえ1億画素モデルのPhase Oneを手にしても8000万画素のデジタルバックを使ったことある人だとインパクトはないでしょう。
100万に値下げしても売れなかったら、自分のところに戻して、サブとして使うかな〜と思っていたところでした。
思い出深いカメラでしたが、そんなにいくつも持っていても仕方ないですからね。
前を向いて。