連休最終日、月曜日ですが、かねてから行きたかった東京都現代美術館の石岡瑛子「血が、汗が、涙がデザインできるか」展へ行きました。
本当は日曜日に行こうと思っていたのですが、ネットでの予約がすでに日中だといっぱいだったので。さすがに連休、そしてこの展覧会は先週から始まったばかりですから、混んでいるのは仕方ない。連休最終日なら地方から来る人も少なくなると言う読みで、予約出来ました。
早めに着いたので常設展へ。
この展示がけっこう好きで、来る度にこの前のベンチに座ります。
さて、展示ですが、僕があれこれ書くよりもこちらがよくまとまっています。
展示は本当に素晴らしく、何度も声が出てしまうか、と思ったくらい。叫びたくなるくらい良かった。
あまりにも多くの仕事をやってきていて、それを古い順に追いかけていくのも大変なくらい。一人の人生でよくぞここまでクリエイトしてきたな、と驚きます。
資生堂時代、パルコ時代のポスターが何枚も展示されていて、それの色校に修正の指示が書かれているのですが、その指示を読んでいるだけでドキドキします。あと、マイルス・デイヴィスのアルバムジャケットの校正もあって、しびれます。
日本に居た時に多くのその時代の写真家と仕事してきたこと、それを僕たちの世代は憧れ、まるで富士山のてっぺんを見るように見ていました。
後半、映画の世界に入っていき、ターセム監督との作品がまた良い。CGではなく、実写で、衣装をすべて作っていく、その作業、実際の絵コンテ、何もかもが驚愕です。
久しぶりに見応えのある展示でした。
僕の業界で石岡瑛子さんを知らない人は居ないと思いますが、若い人だとそんな事も知らないかもしれません。古い世代はもちろんですが、若い人ほどこの展示は行って欲しいと思います。
見終わった後は甘いのが欲しくなりますよね。
地下のレストランのティラミスが絶品です。