生きていくこと
2016年 01月 20日
SMAPの「夜空ノムコウ」という曲を思い出しました。その歌詞の一節が象徴的でした。
「つまらない常識など つぶせると思ってた」
「夜空ノムコウ」から引用
一時は事務所を辞めてもなんとかうまく行くと思ったのだろうと、推測しています。
だけど、いろいろな事情からか事務所を出ることは出来なくなった、というか、その計画は頓挫した。
その代償として、TVでの謝罪会見になった。それは事務所の意向を100%反映させるものだった。
と言うのが今のところの流れのようです。
これって、ちょっと前のベッキーの謝罪会見と同じですよね。
ベッキーの場合も相手側の奥様に対しての言葉が一言もなかった、というのが騒ぎを大きくした一因でした。
あくまでも事務所が考えて、事務所にとって良い記者会見を用意した、と言うことなのですから。
ベッキーの場合もたぶん、川谷さんとうまく行くと思っていたのだと思います。だからそういう仲になってしまったのだし。
話は極端に変わりますが、去年の夏頃の安保法案反対のデモも同じことを感じました。
SEALSを始め、参加者はデモによって法案が覆るのではないか?と本気で思っていた。もしくは、少しでも何とかなるんじゃないか?と思っていた。
が、結果はデモがあってもなくても、同じでした。
「つまらない常識など つぶせると思ってた」
TVの世界も、政治の世界も、ある意味、理想と現実が乖離している世界です。
現実を知らないで、もしくは理解しようともせず、表面的な理想の世界だけを見てしまい、それが現実だと勘違いしてしまっている。
自分たちの力で何とかなるんじゃないか?
でも現実はそうではない。
数年前に政権を取った民主党が良い例です。民主党にやらせても日本は何とかなる、と、なんの背景もなく、理由も無く、そう思った人が多かった。
でも、現実はそうではなかった。
まったく無駄な3年でした。
でも、当時、自民党に票を入れるべきだと、表だって言える人は少なかったでしょう。そんな事言ったら非国民扱いですから。
現実を冷静に見ること。
イヤなことですが、どうしようも無い事もあります。
何かを変えようと思うなら、用意は周到に。そして、いきなりではなく、近いところから変えてみること。
僕はそういうことが大事かなと思っています。