オトコの腕時計
2007年 06月 23日
相手が男性の場合、もちろん顔から始まって、眼、めがね、洋服、靴、、、そんなところでしょう。僕は高い順位でその人がしている腕時計を見ます。
携帯の普及とともに「時間を知る」道具ではなくなった感のある腕時計ですが、その人のオトコ度、センスなどを表現するには欠かせないアイテムになっています。
先の記事で書いた雑誌「Pen」ですが、表紙をめくって中面をパラパラ見るとかなりの頻度で腕時計の広告が入っています。景気回復からか、男性向け腕時計が売れているそうです。しかも、高価格のものが。(100万以上の売れ行きは凄いようです)
さて、上の写真は金曜日の雑誌の撮影でうちのスタジオにいらしたライターさんがしていたもの。これを見てすぐ「ふ~ん」と思う人はデザイン通ですね。かの吉岡徳仁さんのデザインでイッセー・ミヤケブランドから出ているものです。吉岡さんは若手デザイナーとしては最も有名な人でしょう。先々週だったか、NHKの「プロフェッショナルの流儀」にも出られています。
この時計、もはや時間を知るという機能すら無くなりつつありますね。それどころか、ライターさんが言っていましたがよく天地を間違えて付けることもあるとか・・・時計の付いているブレスレット、という感じですね。
その場にいた編集の人としばし時計談義になりました。
やはり、相手が男性の場合、その人がしている腕時計を必ずチェックすると言うことでした。クルマと同じでその人の収入や価値観、大げさに言うなら生き方さえも感じられるのが、腕時計かも知れません。
僕の他のある知り合い編集者は、そんな「値踏み」をされるから時計は絶対しない、という人もいらっしゃいます。
特に編集者や、デザイナー、クリエイターというような職種の人たちは、ダサイ時計で変なイメージを持たれるのでは割に合いませんからね。
僕がしているのはオメガですが、オメガはこの手の輸入時計の初歩なので、若い人でして居る人がかなり多いですね。電車に乗って吊革につかまっていると隣も、その隣もオメガでしたという光景は、東京ではよくあります。ある程度の年齢、社会的立場になると、「今更オメガは出来ない」という人もいるくらい、、、金満ニッポンという感じですが~(笑)
最近、僕の年齢ゾーンで多いのは電波時計をしている人。。。一時、僕も買おうかと思いましたが、ある若い人に「電波時計買おうかと思って、、、」って言ったら、
「あ~~、うちの親父も欲しいって言ってましたよ。年取ると欲しくなるんですかネ~。だんだん自分が正確でなくなってくるから、正確なモノが欲しくなるのかも??(笑)」
って、、、、
さすがに買う気は失せました。(笑)
まあ、でも、的を射てるかも、、、
と言うことで、電波時計をしている人を見ると、ついついその時のやりとりを思い出してしまいます。